2018年12月12日水曜日

がんばれ式守伊之助

冬の出張はリスキーだ。

何をいまさらという話もあるし、別に北海道に限った話ではないだろうし、夏だって台風でいろいろと交通をかき回されることもあるのだけれど、でもあえて言うけれども、北海道に住んでいると、正直、冬の出張は承りたくないのだ。

まあなんでこの書き出しかというと、明日の釧路出張が心配なのである。

札幌から釧路に行く方法はだいたい4種類ある。


1.札幌市北区(東区だっけ?)にある丘珠空港というザコ感すごい空港から8:00 am発のJALで45分のフライト

2.札幌市の南東にある千歳市の新千歳空港という中ボス感ある空港から7:40 am発のANAで45分のフライト

3.札幌駅から7:00 amに出るJRで4時間

4.札幌駅あたりから出るバスで5時間

5.自家用車(高率にやられる)


4種類と書いたが5種類目を冬にはやりたくない。やる人もいっぱいいるのだろうけれど、道東自動車道は片側1車線の高速道路と呼べない高速道路なので長距離運転の疲労は大迫(半端ない)。

ということでこれらの1~4を選んで出張をする。

冬期は、風雪の影響でこれらが全部止まってもおかしくない。全部止まったら出張はあきらめるしかない。ある意味不可抗力だ。

しかし……「どれかは止まったが、どれかは動いていた」というのがけっこうある。これが悩ましい。

つまりぼくの判断によって、釧路出張が「行けたのになんで行かなかったの」となるか、「これは行けなくてもしょうがないよね」となるかが決まってしまう。不可抗力ではなく「可抗力が試される」問題なのだ。

毎回頭を悩ませる。



バスは天候にわりと強いが時間がかかるしダイヤがちょっと使いづらい。そもそも行って終わりではなく、ついてから仕事しなければいけないのだ。移動でさんざん疲労したあとに顕微鏡というのは地味につらい。

JRはまあ午前中に釧路駅に着けるのでまだいい。けれども最近のJRはよく止まる。JR北海道が大赤字になっているのも「北海道ではJRが止まりまくるほど天候の脅威が強い」ということを考慮すれば納得。

だからなるべく飛行機を使いたい。ただし札幌・釧路間の飛行機はJALとANAそれぞれのプロペラが別々の空港から飛ぶというキワドイ問題をはらんでいる。

プロペラも最近は進化している。雪や霧くらいなら、たいてい飛ぶし、降りる。

けれども除雪が必要なくらい雪が降るともう大変なことになるし、実を言うと「風」に弱い。

冬期の強風はマジで飛行機が止まる。

さあそうなると大変だ。

まず、風の強さというのは、丘珠(やや日本海側)と千歳(太平洋側)でだいぶ雰囲気がかわる。

すなわち前日から気象図を読み込まないとルートが決まらない。「なんで丘珠にしたのさ(笑)千歳なら飛んだのに(笑)」みたいな展開がよくある。

天気の違いだけではない。

丘珠のほうが少し積雪に弱い。その意味では千歳のANAに軍配が上がる。

けれどもANAは運行の見通しをウェブサイトに載せるのが遅い。とにかく遅い。空港に向かってえっちらおっちら移動している最中に「運行の見通し」を出さず、ようやく空港についたあたりで「欠航です」と言われたりする。千歳のANAにはそういうダメさがある。

JALの判断は速い。丘珠が行けるか、だめか、というのはわりと早めにわかる。だったら行司差し違えで丘珠のJALに軍配を上げ直すか。

しかししかし、丘珠のほうがフライト時刻が「遅い」のだ。丘珠が飛ぶかどうかの判断を待っていては、千歳便への振り替えは間に合わない。

もう行司は大変だ。ほとんど地球ゴマみたいな状態になって軍配をぐるんぐるん回すことになる。

なお、丘珠に行くのに車を使ってしまって、帰りに天候の都合で千歳便に乗ってしまうと、新千歳から丘珠まで車を取りに帰らなければいけないという地味だがハードな問題もある。

新千歳のANAが飛ばないなったときにそこであきらめるわけにもいかないのだ。だって、札幌駅まで戻ってきてバスにのるとか、JRにのるという手段がなくはないから。おまけに、新千歳からそのまま道東道にアクセスしていっそ車で釧路に向かってしまうこともできなくはない(精神は死ぬ)。




……書いていてつらくなってきた。いっそサイコロを振って決めて欲し……

水曜どうでしょうというのはこうして生まれたのである。

うそだけど