脳だけが旅をする

安楽椅子ツアーです

2016年11月30日水曜日

病理の話(23) 多面化する内科うらがえる外科そして病理のこと

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内視鏡というツールがある。すごいものだ。たかだか数十年の歴史しかない、鼻から入るほど細っこくてひょろながいチューブのくせに、胃や大腸、気管支、胆管などの中身を克明にぼくらの眼前に示してくれる。 内視鏡はすごい。マジックハンドのようなマニピュレータや放水装置などを搭載している。...
2016年11月29日火曜日

きっちょ(きっと)カラスが鳴いたからだよ

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雪が降るとすごく静かになる。 おそらく、ぼくらの耳には、普段は気にも留めない「ベースレベルでの雑音」みたいなものが、絶えず飛び込んできているのだろう。かつて、タモリは「静かな部屋に入るとシーンという音が鳴っているように感じる」とかなんとか言っていた。 雪は、「シーン」すら...
2016年11月28日月曜日

病理の話(22) 朝か夜かで診断が変わったらいやだよね

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「病理医は患者をもたないから、夕方5時で仕事が終わるんだろ、楽だよな」……と、面と向かって言われたことは、ない。 しかし、ネットというのはおもしろいもので、面と向かっていないからだろうか、リプライならもらうことがある。「5時には帰れる仕事のくせに偉そうに」。まったくこの通りに...
2016年11月25日金曜日

惹句・レモン

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東京に出張するときは、羽田空港第2ビル・京急線改札前にあるプロントで昼飯を食うことが多い。たいてい、カルボナーラにグレープフルーツジュースを注文する。かれこれ10年にわたって、ずっとこの組み合わせである。ほかのパスタは食べないし、ほかのドリンクも飲まない。 競技場に入るときに...
2016年11月24日木曜日

病理の話(21) 病理とカラーのこと

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色の話をしよう。 臓器は、いろんな色をしている。病理医は、 臓器や病変の色を見て、さまざまな推測を行う。 推測の答えは、顕微鏡を見ることで解決されることが多い。つまりは、臓器の色合いを見ても見なくても、結局は顕微鏡標本を作って細胞を見てしまえばいいわけで、実は色にこだわる...
2016年11月22日火曜日

中年の定義

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たとえば「私立探偵濱マイク」を見て、映画館の屋上に住んでみたいと思ったり、「紅の豚」を見て、アドリア海の孤島に暮らしたいと思ったりした場合に、これを人に言うと、あー、中学生みたい、だとか、男のコだよねえ、とか、いろいろと解釈をされて、そういう解釈をぶつけてくる人はたいてい女性だっ...
2016年11月21日月曜日

病理の話(20) 病理医と写真とスケッチのはなし

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病理医が、医療者に、「病理診断の根拠」を述べる場合、文章だけでは難解で伝わりにくい。 だから、適切な写真を撮る。マクロ、ミクロと、撮る。この話、病理の話(19)の続きである。 さて、病理の写真は構図が命……というか、「何を主人公にするのか」「何を脇役として写し込むか」...
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Shin Ichihara
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