脳だけが旅をする
安楽椅子ツアーです
2017年2月28日火曜日
病理の話(53) 病理医は医者ではなく学者ではないのか
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病理医というのは不思議な仕事で、病気に名前を付けたり、病気の進み具合を検討したりといったことを、日がな一日やっている。 つまりは、患者さんのおなかを押したり膝を叩いたりといった「診察」をまったくやらないし、血の巡りが悪いからあの薬を入れようとか息が苦しそうだからこの機械でサポ...
2017年2月27日月曜日
アイアイ おさるさんだよ
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「たとえば、インフルエンザの診療があるでしょう。子供が熱を出すわけです。昔であれば、外来にかかって、そこから2時間とか待っていなければいけなかった」 ーーそうですねえ。そうでした。 「でも、今は親御さんはとにかくそんな風邪まみれの外来で、待つのなんてイヤなんですよね。だか...
2017年2月24日金曜日
病理の話(52) 対比病理学へのいざない
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バリウム技師さんが集まる会に、しょっちゅう出る。 胃のバリウム検査というのは、すでに古びた技術ではある。しかし、捨てたものではない。内視鏡(胃カメラ)で直接胃を眺めれば病気なんてすぐ診断できるだろう、というのは、ある意味医師のおごりである。 直接見たって、見えないものはあ...
2017年2月23日木曜日
いつの間にか 社会から ずれったんと
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「Wikipedia(日本語版)は、けっこうあやしいことが書いてある」 これ、少なくともツイッターではよく知られた話だ。 でもぼくはWikipediaの「素人が紛れ込んで書いててもわかんないくらいに体裁と構文が整えられた、それっぽい文章」というのがきらいではないのだ。 ...
2017年2月22日水曜日
病理の話(51) チンピラはいつあらわれるのか
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いろんなところに書いているようで、実はきちんと書いていないことを書く。 「腫瘍」というと、がんのイメージが強いが、必ずしも腫瘍とはがんを意味する言葉ではない。もっと幅広い言葉だ。 このあたりの詳しい説明は昔このブログでも書いたことがあるので、今日はあまり繰り返さないが(...
2017年2月21日火曜日
感想欄には来年も後輩に性病の話をしてあげてくださいと書かれていた
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とある看護学校の、病理学の授業を担当している。先日、試験が終わったので、採点をしなければいけない。この採点がとても時間がかかる。 「記述式の大問4問」なのだが、ぼくの試験では事前に試験問題を公開しており、公開した問題に応じて 「試験の3週間くらい前から、対策を練らせる」 ...
2017年2月20日月曜日
病理の話(50) 相談しようそうしよう
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病理診断は、比較的フレックスな仕事だ。患者さんと直接会話するわけではない。みるのは、プレパラートだ。つまりは、患者さんが病院に来ているタイミングに仕事をする必要がない。 正直なことを言えば、1日のうちいつ仕事をしてもいい。 とは言っても、病理医は多くの医療者と会話をしなが...
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