脳だけが旅をする
安楽椅子ツアーです
2018年4月27日金曜日
病理の話(195) 富嶽三十六景を病理診断する
›
顕微鏡をみたときに、みたものをどういう言葉で表現するか。それを読んだ人が、何を思い浮かべるのか。 これを、ひとつの絵を例に挙げて説明しようと思う。お題は「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」である。誰もが知っているあの有名な絵だ。 (画像はWikipediaからの引用)(おこら...
2018年4月26日木曜日
本は無慈悲な旅を所望
›
ハインラインの長編SFを買ってから数ヶ月経つ。まだ読んでいない。 定期購読の雑誌(「胃と腸」とか「本の雑誌」)、マンガ、タイムラインでおすすめされた本などを順番に読んでいると、あっという間に1か月くらい過ぎていく。 この数か月間、実は長期の出張がほとんどなかった。 ...
2018年4月25日水曜日
病理の話(194) 患者の幸福とは何だ
›
医療の目的はなにか。 「患者の幸福」というのがまあ一番なんじゃないかな。 これに反論する人もいるかもしれないけれどいったんおいとく。 で、「患者の幸福」の定義は、それほど簡単ではない。 たとえば、糖尿病という病気は、 ・食後などにおいて血糖値が高め ...
2018年4月24日火曜日
覇王丸「アッタマにきたぜぇ」
›
腹筋が弱ってきたので、油断をすると、腹がぽこんと出る。 頚椎症なので、油断をすると、手がしびれる。 だからいつも油断をしないようにふるまっている。 あたかも隙がないようにふるまっている。 背筋をのばして、武術の達人のような姿勢でPCに向かう。 仕事をする。諸事...
2018年4月23日月曜日
病理の話(193) 細胞を書くにはことばが肝心
›
「異型腫瘍細胞が異型腺腔構造を形成して増殖する腺癌です。」 病理報告書に、たとえばこういう説明文が書いてあるとする。 あなたが非医療者であれば、なんのこっちゃ? であろう。専門用語だからね。 でも、実は、あなたが担当医であっても、なんのこっちゃ? となる。 この文...
2018年4月20日金曜日
あたりまえだけど12月は寒い
›
北海道はいつ暖かくなるんですか、と問われたとき、答え方に少し苦労した。 「もうあったかいじゃないか。」 ぼくはそういいたかった。 4月の頭。いつもなら多少残っていてもおかしくない路肩の雪は、今年はすっかり解けてしまっていた。年によってはゴールデンウィーク直前まで根雪が...
2018年4月19日木曜日
病理の話(192) 病理入門編
›
それぞれ学習の進度が異なる研修医のみなさんを眺めていると、病理診断というものが、当初医学生や研修医たちにどのように思われており、それがどうやってプロの仕事に近づいていくか、という過程を眺めているような気持ちになってなかなかおもしろいのである。 まず、病理にはじめてやってきて...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示