脳だけが旅をする

安楽椅子ツアーです

2021年10月20日水曜日

病理の話(588) しらみつぶしと一瞬の発見劇

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顕微鏡を見て病変を……「悪い細胞」を探すときにはいろいろとコツがある。そのコツは、おそらくそう簡単には他人と共有できるものではないのだ、たとえて言うならば、「ウォーリーを探せ」がめちゃくちゃうまい人から探し方を教えてもらうことができるだろうか? 「それはなんか……カンだよね」とい...
2021年10月19日火曜日

カイゼンなどという摩耗した言葉を喜んで使うのもある種の若さなのかもしれないと思う

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ノーベル賞やドラフト会議のたびに「電話の前で座って待っています」とツイートする人いるよね、という話をしていて、ほかにどんなパターンがあるかなとしばらく考えていたのだけれど、フォロワーからのリプライに「スマブラ」と書いてあって、たしかにと膝を打つ。ニンダイ(任天堂ダイレクト)で大乱...
2021年10月18日月曜日

病理の話(587) やられた後に復活すると一回り大きくなる

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医学部で「病理学」を習うとき、わりとさいしょのほうで、「創傷治癒」というのを習う。画数が多くていかにも専門用語っぽい言葉だ。 創傷の創は、一般には「創造」っぽいイメージがあるかと思うが、「銃創」のように穴の空いた傷口のことを指す。ひらく、という意味なのだろう。 自分が「昨日までの...
2021年10月15日金曜日

日本人がノーベル賞を取りました報道に思うこと

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最初に言っておくとぼくはそういう「日本人がノーベル賞を取りました!」報道は 大賛成である 。どんどんやってほしい。インターネット・オーシャンではたいていの有識者が「賞を取ったのが日本人かどうかなんてどうでもいい」とか「国籍がすでに日本じゃないのに日本すごいと喜ぶなんて」などとナン...
2021年10月14日木曜日

病理の話(586) 病理医が足りないと思うわけ

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いったん家に帰って妻子とあれこれ連絡を交わした後に、また出勤している。一時帰宅しているから勤務時間としてはたいしたことがないが、それなりにしんどい時間の使い方だ。 病理診断だけならこんなに時間はかからない。はっきり言うが、10年も病理医をやっていればうちの病院くらい症例が多くても...
2021年10月13日水曜日

ここに3体の全部火属性のポケモンがおるじゃろ

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> 市原様がお考えになる「言葉」がもつ力とはどのようなものでしょうか。   力があるかどうかはともかく、誰かが何かを選択する参考になればよいな、と思ってこれまで言葉を使ってきました。ただし、そもそも、人ってそこまで選択して生活しているんだっけ……ということが最近気に...
2021年10月12日火曜日

病理の話(585) 当院における病理医リクルートについて

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今がぼくのキャリアのピークだなと思うことは多い。仮に今、ぼくより若い人(40歳くらいまで)がうちの病理で働き始めたとしたら、とても楽だろう、なぜならすでにいるぼくらがほとんどの仕事をやってしまうからだ。つまりは自分の好きな量・好きなクオリティで診断や勉強をすればいい、いつまでそう...
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