脳だけが旅をする

安楽椅子ツアーです

2022年6月30日木曜日

病理の話(672) コミュニケーションするかしないか選べるということ

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病理医の仕事において、「主治医とのコミュニケーション」はかなり大事だと思っている。顕微鏡を見て考えたことを診断書(レポート)に書き、病名や分類を正しく伝えることで、ぼくは、はじめて医療の役に立てる。 しかし、中には、「人とあまりコミュニケーションしたくないから病理医を選んだ」とい...
2022年6月29日水曜日

集中力ブームの終焉をめざして

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「気が散ることの効能」はおそらくあるだろう、という話をする。 われわれ人類には、おそらくけっこうな幅のバリエーションがある。同じヒトと言ってもわりと違う。 たとえば、 「集中して何かをすることができる人」 と 「どうしてもひとつのことに集中できない人」 とがいる。 両方いる。 こ...
2022年6月28日火曜日

病理の話(671) AIによってなくならなそうな医療

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昔から伝わるさまざまな診察技術がある。患者のお腹のどこかを押すと痛がる、だからそこに病気があるだろう、くらいにわかりやすければ医学生でなくともすぐ覚えることができる。しかし、診察というのは奥が深い。 「患者を左側臥位にする(左向きに寝かせる)」 ↓ 「右下腿を伸展させる(右脚をピ...
2022年6月27日月曜日

全部は無理だ

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たまに講演のプレゼンや論文のプレスリリースなどをツイートすると、「本名出てますけれど大丈夫ですか?」というご心配をいただくことがある。「病理医ヤンデルでググれば本名くらいすぐ出てくるので大丈夫です」と答える。 もっとも、ぼくがTwitterをはじめた11年前とは違い、いまは「ググ...
2022年6月24日金曜日

病理の話(670) 切り方によって見え方が違う

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誰がおもしろいかはぜんぜんわかんないけどぼくがおもしろい話をする。 胃カメラや大腸カメラを使って、粘膜にある病気を切り取ってくる治療法がある。病気がたとえ「がん」であっても、小さくて周りにしみ込みすぎていなければ、この方法で、おおがかりな手術をやらずとも、臓器をまるごと取らずとも...
2022年6月23日木曜日

感情言語化研究所の運営

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「たたらじ」というYouTubeラジオを聴いていた(この回  https://youtu.be/Sv4qkoWcIR0 )。冒頭のられられられ~んで数人の心が折れるとは思うが、だまされたと思ってそのまま聴いてほしい、必ずおもしろい。我々がやっているポッドキャスト「いんよう!」が...
2022年6月22日水曜日

病理の話(669) それは丸亀製麺と一緒である

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ある病気を顕微鏡でみるとき、病理医はどれくらい細胞のありようをチェックしているのか? 一例として、とある「がん」にかかった臓器を手術で採ってきたケースを考える。 まず、「がん細胞」そのものを見る。がんは正常の細胞とくらべると、形になんらかの「かけ離れ」がある。診断書では「かけ離れ...
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Shin Ichihara
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