脳だけが旅をする

安楽椅子ツアーです

2023年2月28日火曜日

じつと指を見る

›
「文章を入力するときに、ガチャガチャターンと大きな音を立てるのは下品だよなと思っているので、なるべくキーボードを優しく叩くようにしています」 ぼくがそう言うと、 「優しく叩く、ってそこそこ矛盾してるよね」 と返された。そうか。そうかもしれない。思えば、英語だとキータッチ、すなわち...
2023年2月27日月曜日

病理の話(750) いつもと違うとわかっただけでラッキーである

›
顕微鏡で見た細胞の姿が、あまり記憶にない。 いつも診断している病気とどこか違う。 ああ、と小さく声を出して、いったん顕微鏡から目を離して少し考える。 これはわかるまで時間がかかりそうだなあ……と思う。きちんと診断を付けることができるだろうかと、少し不安にもなる。いかにも難しい細胞...
2023年2月24日金曜日

管理職の言い訳

›
ポイント溜めるより先にやることがある。月の会費をまじめに払い続けているにもかかわらず、12月はたった一度しかジムに行かなかった。1月に至ってはゼロ回である。これほど説得力のある無駄遣いもあるまい。人前では、雪かきで汗だくになっているから運動しなくていい、とうそぶいているがもちろん...
2023年2月22日水曜日

病理の話(749) 人体の基本は出し入れである

›
「理系(とされるもの)の諸問題」の多くは、的確な理路があれば語り方が1通りに決まるというわけじゃなくて、レイヤーごとに答え方が変わる。たったひとつの真実を見抜くというコナン君は一見理系っぽいが、じつは理系あるあるの疑問に答えるのはけっこうヘタなのではないかと思う。 一例をあげる。...
2023年2月21日火曜日

舵をときおり一度切る

›
そこまで強烈に傾向があるってわけでもないんだけど、このブログ、記事タイトルが体言止めのことが多いなと思った。最近ちらっと見て思っただけだけど。もう少し文章っぽいタイトルも付けているように思っていたのだがそうでもなかった。自分で勝手に思い描いていた印象と実際の姿が異なるというのは、...
2023年2月20日月曜日

病理の話(748) 時間外の病理

›
珍しい病気の相談を受けている。ほかの病理医が診断に苦慮して、ぼくのところに標本を持ってきた。……と、こうやって書くと、病理医が小脇にプレパラートボックスを抱えてえっちらおっちらぼくのところにやってきたようにも思えるが、正確ではない。 バーチャルスライドと言って、PC上のデータで転...
2023年2月17日金曜日

伐採の風景

›
東京の地下鉄に揺られながら生きづらさのことを考えていた。改札を通り抜けて壁に掲示されている地図を見ていると、改札の中で女の人がぴょんと跳ねたのが目の端に映った。とっさにぼくは、変な女がいる、近寄らないでおこう、改札を越えてからでよかった、と思ったが、なにやら女は駅員を呼んでいるら...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示

ぼく

Shin Ichihara
詳細プロフィールを表示
Powered by Blogger.