自己啓発本がすごいなあと思うのは、すでにあるものごとの「見方を変える」とか「閾値の設定をしなおす」だけで新しいココロモチになることができるよ、と言っちゃうところだ。
つまりはコストがかかんないんだよな。何かをクリエイトするわけでもなく、何かを研磨するわけでもなく、とにかく「線を引く場所」を変えるだけでいいんだから。
そりゃあウケるわ……金払って読みたい人も出るわ……。
と、ここまで考えて、「あれ、コストかかってんじゃん」となる。
「買ったところで、気の持ちようしか書いていない本」を、「買ってでも」、「自分が将来コストをかけずにうまくやる方法」を、「知りたい」。
ここで金が回るんだな。うーん。
「人の経験を取り入れる」のに、どれだけの金がかかるんだろう。
話を聞くだけならタダ?
「今ある状態を少しでもらくに、たのしく、うれしく受け止めるための考え方を身につける」のに、いくらコストをかけるのがいいのだろう。
いい人がたまたま周りにいればラッキー?
魚戸おさむ「はっぴーえんど」というマンガを、例えばそういう視点で読んでみるとよいのではないか、と思う。
このマンガはあるいは金字塔になるかもしれないので、今から金を払って読み始めておいて欲しい。
「はっぴーえんど 1 (ビッグコミックス) 魚戸 おさむ」 https://www.amazon.co.jp/dp/4091895077/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_R0gtzbW0RWV2K