2018年6月26日火曜日

水どうおおいずみよ

現在ぼくはカメラを2つもっている。ひとつはニコンの一眼レフで、もうひとつはソニーのミラーレス一眼。それぞれ付けているレンズが違う。

で、これらを買って、ときおり持ち歩くようになってから、明らかに変わったことがある。

それは、「スマホで写真を撮るのがうまくなった」ということだ。

……さすがに今、ぼくの脳内イッテQメンバーが全員ずっこけたが、気にしないで話を進める。



カメラを買い、何枚か写真を撮り、できあがった写真をPCで見たり現像したりして楽しんでいるうちに、この画角・この構図だったらスマホでも撮れるな、この保存方法、この閲覧スタイルならスマホで十分ではないかな、みたいなことが自然と思い浮かぶようになった。

で、実際にスマホで写真を撮ってみると、腕が上がっていた。

なんとなくウェブ検索をしてみると、多くのプロカメラマンたちが、「iPhoneでプロ級の写真」みたいな記事を掲載していることに今さらながら気づく。

ぼくが使っているのはiPhoneではなく富士通のArrowsなので無理かな、なんて勝手に決めつけていたけれども。まあプロ級の写真は撮れないが、それでも、カメラを買う前と比べると明らかに写真がよくなっていた。ちょっと笑ってしまった。



なぜカメラを買うことでスマホの写真が上手になったのか。

理由ははっきりしている。「雑じゃなくなったから」だ。

今もっているのがカメラだったら……くらいの気持ちを、一味唐辛子ひとふり分くらい自分にふりかける。まあ一眼レフをもってるわけではないけれど、一眼レフをかまえているような気持ちで……スマホのシャッターをだいじに押す。

もうこれだけで写真がうまくなった。不思議なものだ。




馬には乗ってみよ、人には添うてみよ、カメラは買ってみよ。

実際、馬に一度乗ると歩くのが楽しくなるかもしれない、人に添ってみると自分のアイディアが増えるかもしれない、なんてこともあるかもなあ、とか思っているのだ。