もうすぐ本がいっぱい届くのだ。ジュンク堂書店大阪本店で買った本たちが。
社会書コーナーの方のツイッターを拝見していたら、「かも書店」という企画をはじめたというので気になっていた。そして見に行った。すごいいい企画だった。一度ではとても足りない。
https://twitter.com/Dr_yandel/status/1198169370326794241
上記はぼくのツイートなのだが写真をみてほしい、というか別にツイートに飛んでもらわずとも、自分で撮った写真なのだからここに載せればいいのか。
けっこうなボリュームである。これが全部選書……。
文学、社会書、絵本、哲学、実用、科学などジャンルも幅広い。あわてて買いまくったがもちろん選書の5%も買うことはできない。
喜びよりも辛さが勝る。なんてこった。こんなにいい本がいっぱいあるのにぼくは全部読めないかもしれない。
もう出会えないかもしれない。
今買わないとあとで後悔するかもしれない。
無数のかもが飛び交った。だからかも書店なのか……(違います)(写真は許可取得済み)。
さてそんな中でもとりわけ、ぼくが今までほとんど読んできていないジャンルが、海外の作家が書いた本だ。かろうじてカレル・チャペックだけ読んだことがあるのだが、かも書店にあるチャペックの本はいずれも未読。
そもそもアガサ・クリスティの一部とコナン・ドイルの一部、そしてSFのごく一部を除くとほとんど海外の本を読んだ記憶がない。けれども子どものころの記憶を思い出せば、果てしない物語にしても、モモにしても、魔法のつえにしても、全部海外児童文学だったわけで、ぼくのルーツはそこにあるはずなのになぜ今まで手にとってこなかったのか?
自分で自分に答えを出してしまうようであれだが、たぶん最近のぼくは、本を「人で読んでいる」からだろう。作者の顔が思い浮かばない本に手を延ばす機会が減っている。誰が書いたから読む、という基準。別にそれで何もかまわないんだけど自然と日本人に寄っていってしまっていた。
かも書店の選書主である浅生鴨は海外の文学もよく読んでいると思われる。その彼の文章が好きなぼくはそろそろ海外文学を読めばいいのだ。きっとおもしろいのだから。こうやって、本屋を通じて、選書を通じて、人生が違う方に折れ曲がっていく。