※このブログは当初、10月5日に公開する予定でしたが、急遽文学フリマにかんする記事をそちらに差し込んで公開を1週間のばしたため、文フリの話で新しいスマホになっているにもかかわらずまだ古いスマホについてぐだぐだ書いています。
スマホも3年9か月ほど使うとバッテリーの劣化がはげしい。しかし、そのことにあまり気づかないままここまでやってきた。
3年9か月のうち、2年6か月ほど、このスマホはずっとデスクで充電器に刺さっていた。まるで出かけなかった2年6か月、バッテリーの能力なんて必要なかった。
しかし、ついに、出張生活が復活しつつある。前の頻度からくらべればたいしたことはないが、京都、旭川、東京と、ぽつりぽつり移動が増えている。ここでてきめんにスマホのバッテリーがぼくを殴りつけてくる。午後まで仕事先で充電していたスマホが、飛行機に乗っている間に充電20%くらいまでへたっているのだからひどいものだ。運動不足のぼくよりはるかに体力が少ない。
家族はみなiPhoneだがぼくはここんとこずっとAQUOSだ。そろそろ次のAQUOSに変えようと思う。AQUOS スマホ で検索。美麗なホームページばかり出てきて、機種ごとの比較サイトになかなかたどり着かない。R7? そんなフラグシップモデルはいらないよ。wish?sense? なにがどう違うの? 実物を見ずに商品を選んでいく。本体の色味がわからないのはあまり気にならない。どうせケースにおさまるからだ。でも、充電の持ち具合とかメモリのキレがわからないのは困るなあ。
ここ最近のGoogleは、医療情報の選別はだいぶうまくなった。でも、家電絡みの検索結果はポンコツきわまりない。ブログレビューはあてにならない。「2週間使ってみました」でアクセス数を稼いでいるだけのように感じる。口コミサイトはピントのずれた文句ばかりが並んでいて気にくわない。学食で何を食べても文句を言ういやな大学講師みたいだ。そういう性格の悪いことしてると友達なくすよ。
前は富士通のArrowsを使っていて、エリックに「マニアックなスマホはとてもいいと思います」とほめられた。しかしシャープと知り合って(あらためて文字にするとへんなかんじだ)、だったらスマホもシャープ製でいいやと思ってAQUOSに乗り換えた。富士通にともだちがいたらArrowsのままだったろう。企業に好き嫌いはないが縁があるほうを選ぶ。こればかりはもう、そういう生き方をしていますとしか言いようがない。Appleには今のところ友達はいない。もしAppleに友達ができたら、iPhoneは……使わないだろうけど……iPadを1つ買う可能性がある。そういう生き方をしていますとしか言いようがない。
あまりテンション高めにスマホを選ぶ気持ちにはならない。実際ぼくは、今以上のカメラスペックはいらないし、そもそもスマホで使うのってKindleツイッターくらいなのだが(ゲームすらやらない)、最近のホームページや動画はどれも容量がでかくなる傾向があって、メモリくらいは時代にあわせて強くしないともっさりして使いにくいだろう。それにバッテリーだけは持ってほしい、少なくとも1日は耐えてほしい。だからあまり型落ちしまくったやつを買うのも気が引ける。考えたすえに、中規模モデルで人気のあるAQUOS sense 6というのがわりと安めに(支払総額28000円くらい)買えそうだということでこれに決めた。オンラインで購入、代金は携帯代と合算で翌月に引き落としとする。
スマホの乗り換えはすこし緊張するけれど、Googleでひもづけられたパスワード系はGoogleアカウントさえ移行してしまえばすべて引き継げる。おサイフケータイ系の機能はSuicaだけなんとかすれば大丈夫だ。写真はすべてクラウドである。自分で十分やれるだろう。
2時間迷って20分で購入完了。スマホは自宅にとどくらしい。今週の平日は受け取れる時間がないので次の週末の夜に配送を指定する。
夜が明けて気持ちは晴れやかだ。4年弱使ってきたこのスマホとも最後の1週間ということになる。ほどよく情をのせながらTwitterを開くと、スマホ新機種の情報が入ってきた。AQUOSにsense 7が出るらしい。まさかの「購入予定機種の直属の後継モデル」なので笑ってしまった。買った翌日、商品が届く前日に型落ちした。昨日めんどうくさがらずにリアル店舗に行っていたら、あるいはこのことを教えてくれた……だろうか? いや、ま、教えてくれなかった可能性もあるな。むしろネットで済ませたからこの程度のダメージで済んでいるのかもしれない。
AQUOSの最上位機種(R7)はライカ製のカメラを搭載していると聞く。その点、sense 6は普通だ。ザ・普通。それが「7」にかわるとおそらく細部が使いやすくなったりバッテリーの持ちがちょっとだけよくなっていたりするのだろう、ぼくが手に入れたsense 6と比べたブログ記事もいっぱい書かれるに違いない。たぶんこのスマホが届くころに、GoogleでAQUOS 比較 と検索すると、「sense 6はじつはこういう使いづらさがあったのですが……sense 7では改良されています!」みたいな逆鱗なでなで記事が出てくるんだろうな。予想はできる。でもぼくがその記事を目にすることはないだろう。検索しなければ世の中はハッピーなままだ。検索なんてするからいけないのだ。スマホはKindleリーダーとして使うに限る。あ、Kindleリーダーを作ってる会社に友達ができたら、たぶんスマホでマンガ読むのはやめると思います。