2023年11月10日金曜日

アイマイタイムマシン

鼻水だけが軽く出る状態が1日続いた。


ワクチンを打ったせいで異様に軽症になったコロナだったらいやだなと思って検査をした。

コロナ陰性、インフル陰性、つまりは「ただの風邪」。

まあ、検査も完璧ではない。検出感度以下のコロナかもしれない。しかし体調がそこまで悪くはないし、むりにコロナと「みなす」よりも、コロナじゃない風邪と考えたほうが現在の有病率的には合理的だろう。

それにぼくはデスクで基本的にあまり人と接さなくてもいい職業人だ。出勤停止まではしなくてよい。以前にとある偉い人から、「君の場合はコロナにかかっても、日中休んで夜中に、誰もいない時間に自分のデスクから動かずに働いてもたぶん大丈夫だよ」と言われたことがある。やなこった。休ませてくれ。

しかし休みはない。いつものようにマスクして、あまり人と会話せずもくもくと働く。そもそもずっとマスクしているのにどこでウイルスをもらったのだろう。マスクとて完璧ではないし、たぶん近頃妙に増えた出張の移動中とかそのへんだろう。職場に風邪を引いている人がいないわけではないがくり返すけれどあまり接点がないからな。

薬を飲むか、飲まないか。

仕事を減らすか、減らさないか。

判断が次々とやってくる。そのどれもがどこかすこし他人事で、心が多少、自分の体から浮いたように感じられる。どうでもいいな、と感じたり、どっちでもいいな、とあきらめたりしている。

これも症状なのかもしれない。これほど適当になっていること自体も症状なのかもしれない。

外に何かを放出し、外から何かを受け取ったりするためのエネルギーが、脳によって自動的に節約されているような気がする。そのぶん、体内でウイルスを駆逐するために用いているのだろう。

人体というのはよくできている。

よくできていてなお、風邪をひくこともあるのだから、ウイルスというのもまたたいしたものだなと思う。


このブログをいつ公開するかを悩んでいる。基本的にブログの文章は1週間以上前に書いておくのだけれど、ふと思ったこと、この記事を仕込んで「来週」公開したら、あとから振り返ってあのときお前は体調悪かったのかよ、と怒られる可能性がなくもない。これだけ人に会わないように気を遣っていても、後日ふりかえるとたぶんそのへんはなんだかうやむやになって、怒られが発生する可能性もある。従ってこのブログの公開は少なくとも3か月以上あとにしようと思う。公開されたときに一番おどろくのはぼくだろうな。「これいつの記事だよ……」となっていたらちょっとおもしろいな。未来のぼくへ。その元気さ、たいせつにしてください。失ってはじめてわかるぞ。