2020年3月30日月曜日

おさつどきっ

病理学会はウェブ開催になった。4月の出張は(診断のための釧路出張を除き)すべてなくなった。

3月、4月とあらゆる出張がなくなったので、航空券のキャンセルや宿泊のキャンセルをした。自分でとったチケット分のお金は、ぼくの元にほぼ全額返ってきた。一方、ぼくの代わりに出張先が確保してくれたチケット分のお金はぼくの元には返ってこない(当たり前です)。

でも、せっかくだからそういうお金も一括でぼくの元に返してくれていいのになー、と思ったりした。事務的にそのほうがらくじゃん? どう?




経済にも誤差があったらいいのに。

税金とかうっかりぼくだけ取り忘れてくれていいのに。

なんとか交付金みたいなものがなぜか5000人分まちがって振り込まれていてもいいのに。

でもそういうことがあると、きっとその分、まちがってお金をもらい損ねる人が出てきてしまうのだろう。

日銀がまちがってお金を5兆円くらい余計に刷ったらいいのに。

そしてうっかりしたなーこれどうしようー経済が壊れちゃうよーって困り果てた人が、無意識にミスを隠蔽しようという逃避の情動によってうっかりパチョコンを誤操作してぼくの口座に5兆円を全額ふりこんでしまい、ぼくの口座がある銀行の側もそれに驚いてなんかたまたま担当者がめんどうな案件を4つくらい抱えている時期でいろいろと面倒だったから表面上はそういうのがなかったことにして処理して、でもせっかくなのでぼくが5兆円を少しずつ分割して引き出すぶんにはかまいませんよ、みたいな特例打ち出の小槌システムみたいなものをぼくだけに付与してくれれば、いいのに。




よくはないか……国家予算渡されると正義のために使いたくなっちゃってめんどうだ。

だったら1万円くらいでいい。





あーどっかに1万円札落ちてないかな! それにはふせんがついていて、「交番には届けないでください。」と書いてあるのだ。偶然だけれども。