ものもらいか。白目が赤い。こすったら浮腫んだ。「むくんだ」と入力して「浮腫んだ」が出てくると瞬間的に「ふしゅんだ」と読んでしまう。充血した白目がフルーチェのように見える。「ふ」に絡み取られた朝だ、と思う。
風土、雰囲気、フードコート。風光明媚、腐女子、不審者。「ふ」はTwitterのテーマである。フォロー。フィードバック。不安。風俗。ふんだんに用いられたお野菜。ファクター。筆。
筆はあまり追いかけていないなあと思った。タイムラインに書道家が見つかることが少ない。画家はいるのだが。筆という漢字自体、「執筆」という熟語の中で見ることのほうが圧倒的に多い。最後に筆を見たのはいつだろう? 息子の書き初め? そもそも息子はあのころ、書き初めをしていただろうか? 筆ペン。仕事の「切り出し」でも使う、筆ペン。最近見ていない。どこかに無くしてしまった。
「無くしてしまった」に、「どこかに」を付けたのは、不如意。
フルアーマーダブルゼータガンダム。子どものころは「最強」だと思っていた。今思い出すと、あんなゴテゴテだとすぐ撃墜されるだろうなとか、いやいやかえって空母みたいに活躍できるかもな、とか、発想が膨らんでいく。フィンファンネルのほうが強い。
不思議。不可能。
藤子不二雄。
藤子・F・不二雄。「ふ」がみっつもある。Fは違うか。
ふくらし粉。「ふっくらふくらむ」は、どっちが先でどっちが後? 「ふくらむ」があるから「ふっくら」って言うの? 「ふっくら」がまずあったから「ふくらむ」という言葉ができたの?
ふとん。
不可逆。
ふい。
Follow-up(経過観察)。ものもらいの様子をみながらふとんに入る。もう夜でいい。ふかふかしている。